2020/09/08 23:34
こんにちは、サカナコーヒーです!
ブログを見てくださってありがとうございます。
今回は、コーヒーの焙煎度についてお話ししようと思います。
コーヒーを購入される時に、よく「浅煎り」とか「深煎り」というような表記を見るかと思います。
これは、コーヒー豆の「焙煎度」を表しています。
以下の3つのステップで、「浅煎り」「深煎り」というコーヒー用語について解説していきます。
1.焙煎とは?
2.「浅煎り」「深煎り」って?
3.どこからが「深煎り」?
1.焙煎とは?
コーヒー豆は、焙煎機によって熱を加えることで味や香り等の性質が徐々に変化します。
生のコーヒー豆は、画像左上のように白っぽい色をしており、加熱することで茶色、焦げ茶色、黒と見た目が変化します。

また、豆内の二酸化炭素が熱で膨張することで豆が膨らむので、豆の大きさも大きくなります。
一方で、豆の水分は蒸発するので、重量としては軽くなります(約20%減少します)。
適切な火力、時間でコーヒー豆を加熱をし、美味しく飲めるようにするのが焙煎です。
以上が焙煎の基本です。
2.「浅煎り」「深煎り」って?
では、「浅煎り」「深煎り」とはどういう状態でしょうか?
簡単に言えば、加熱が少ないのが「浅煎り」、加熱が多いのが「深煎り」です。
同じ火力でコーヒーを加熱していった場合、早めに煎り止めをすれば「浅煎り」になりますし、長く加熱すれば「深煎り」になります。
「浅煎り」と「深煎り」の間を「中煎り」と言ったりもします。
一般的には、「浅煎り」はスッキリとした味で香りが明るく、苦みよりも酸味を感じやすいです。
逆に「深煎り」はしっかりとしたコクがあり、苦みを感じやすい味わいになります。
このように、焙煎度は味の指標となりますので、コーヒーを買う前に確認すべき重要な要素となります。
3.どこからが「深煎り」?
さて、コーヒーはどこまでが「浅煎り」で、どこからが「深煎り」なのでしょうか?
実は、明確な決まりはありません。
コーヒーを焙煎した人が「これは深煎りです」といえば、「深煎り」と表記されます。
実際に、ある店では「浅煎り」と表記されているコーヒーが、他店では「深煎り」レベルという事もあります。
また、敢えて焙煎度を表記していないお店もあります。
なので、焙煎度は重要な指標なのですが、言葉だけを見て味を決めつけてしまうと、「あれっ?」という事が稀にあります。
一番良いのは、お店の方に味を聞くか、試飲させてもらう事だと思います。
それができなければ、香りを嗅いだり、豆や粉の色を確認しましょう。
ちなみに、サカナコーヒーでは焙煎度をサカナの世界になぞらえて「水深」で表記しています。
面白い表現としてご評価頂いていますが、ちゃんと実用的な意味合いもあります。
この話もまた別の機会にしたいと思います。
サカナコーヒー